陶器ができるまで

陶器ができるまで

陶芸と聞くと陶芸を経験したことのない人は電動ろくろで土を成形し、焼いて出来上がりということを多くの方がイメージされるかもしれませんが、器ができるまでに実に多くの工程を必要とします。

下記は陶器が完成するまでの手順です。

は実際に行っていただく作業です。

練る
土の固さを均一にして土の中の空気を抜きます。

成形
作りたい器の形に合わせて、手びねり、たたらづくり、電動ろくろなどで成形します。

乾燥
手で押して凹まない程度に乾燥させます。(削りができる強度をもたせます。)

削る
底の余分な土を削ります。厚みをつけて作った底の部分から高台(こうだい)を削り出していきます。

乾燥
日陰においてゆっくりと乾燥させます。

素焼き
約800 ℃で焼きます。

釉掛け
素焼きした器に釉薬をかけます。

本焼き
1250 ℃で本焼きを行い完成です!

この手順の作業の中には、根気と経験が必要とされる部分(そうしたところは先生がフォローします。)もありますので、自身でできるようになりたいという方はこれから解説するページをご覧頂き、今後の作業へお役立てください。

ここでは、各工程作業としてコツが必要な部分をピックアップして動画や説明文などで解説いたします。
土の種類では、陶治で主に取り扱う土の種類の紹介を、土を練る作業をご紹介します。
特に土練りに関しては、実際にひとりでできるようになるまで、ある程度の経験を要しますのであくまで実際に体で覚えていくことが前提ですので、動画の内容は復習や予習として参考にしていただきたいと思います。

土の種類
土を練る
ろくろ